電流共振IC
FA6B22N
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状態:供給
FA6B22NはLLC電流共振回路に適したスイッチング電源制御用ICです。電流共振コンバータのスイッチング電源が実現できます。また絶対最大入力電圧600Vの起動素子を内蔵しており、回路の小型化と低消費電力化を実現しています。弊社臨界モード制御IC『FA1A60N』と組み合わせることでPFC回路の動作モード(連続、間欠、停止)をFA6B22Nで制御することができ、電源効率の向上、PFC動作の最適化、部品点数削減が可能です。
特徴
- 起動回路の内蔵により、電源回路の小型化、低消費電力化を実現
- 通常動作モードと低待機モードの選択が可能
- モード切替は「自動切替方式」と「外部切替方式」の選択が可能
- 低待機モード時は、バースト動作により低待機電力化を実現
- 入力フィルタXコンデンサ放電機能を内蔵し、放電抵抗による損失を低減
- ICの低消費電流化、停止時VCC静止電流:0.80mA
- パワーMOSFETを直結可能な600V対応ハイサイドとローサイド・ドライブ回路内蔵、デューティ50%にて動作
- IC内部で自動的にデッドタイムを設定することにより、共振外れ防止とハードスイッチング防止を実現
- 過電流(IS端子)、過負荷(CA端子、FB端子)、過電圧(VCC端子)、過熱、MODE端子による保護の各種保護機能内蔵
- レベル固定ブラウンイン/アウト機能内蔵(VH端子)
- 過電流保護(IS端子検出)遅延時間の設定、待機モード時の動作設定、自動切替方式時のモード切替電力設定など状態設定が可能
- 低電圧誤動作防止機能を内蔵(VCC端子、VB端子)
- ブラウンアウト検出遅延延長タイプ
- パッケージ:SOP-16 (JEDEC準拠)
仕様
コントローラタイプ | LLC |
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適用回路 詳細 | 電流共振LLC(ハーフブリッジ) |
動作周波数(kHz) | 自励方式 |
VCC(V) | 14〜29 |
起動素子(V) | 600 |
過負荷動作 | 自動復帰 |
過電圧動作 | 自動復帰(VCC) |
パッケージ | SOP-16(N) |
ドキュメント・ツール
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